簡単にいうと、お客様の弓と楽器の相性、弾き方、好み、その時々で主に弾く曲  等々、全てを考慮した上で、総合的にお客様にとって一番適切と思われる馬の毛を選んで、お客様にとって一番適切と思われる方法で毛替をすることです。 

 *毛替え代:6千円/本 


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私たち人間には、白人やアジア人、黒人など様々な人種がいます。また、例えばアジア人といってもいろいろで、日本人、韓国人、中国人とそれぞれ異なります。同じ日本人だけみても、まず男女で異なるし、地域による違いもあります。さらに同じ地域内でも個々人それぞれ、特徴があります。 

馬の毛も同様に、モンゴル・シベリア・カナダ等いろいろな国の毛があります。そして、人と同じくそれぞれ独自の特徴を有しています。例えばモンゴルの毛といっても、オス・メスの違いで毛の特徴は違ってくるし、馬によってもそれぞれの持つ毛質は異なります。    

当店では、より良質の毛を仕入れ、毛の特徴を一つ一つ分析してそれぞれ把握し、お客様一人一人の要望に合わせて対応します。お客様が通常楽器を置いている環境(特に湿度)を考慮に入れることも、最適な馬の毛選びには忘れてはならない事です。 


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毛と同じく弓(スティック)も1つ1つ違います。また製作された国や時代によっても違ってきます。たとえばドイツの弓は一般に、重くて強いという特徴があり、フランスの弓はその反対に、軽くて弾力性があるという特徴があります。同じ弓でも毛が変わると、弾く感触における強さが違ってきます。    

また、楽器とのバランスもあります。人に例えるならば、全ての美男美女が必ずしもいいカップルになるわけではなく、互いの相性が大切であるように、弓の場合もしかりです。夫婦がうまくいくために相手にあわせる“調整”がその秘訣であるように、弓の場合も楽器の特徴に合わせた調整によって、相性をよくすることができるのです。    

夫婦円満の鍵はお互いの“調整”にあるように、良いバランスを得るには楽器と弓の両方を調整することが理想的です。 

楽器の調整については“My音調整”を参照して下さい。    


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人それぞれの弾き方や好みの音質に合わせるために、最適な毛を選ぶことは必要です。また、弾き方にかかわらず、その時に演奏する曲によって毛を選ぶことも大切です。 

たとえば、バロック時代のバッハの音楽は弾力性と滑らかさが、ロマン派のブラームスには力強さと引っかかりが、ヴィニャフスキーにはスピカートのやり易さが要求されます。さらに、タンゴやジャズでは雑音を必要とします。  

毛は種類と質によって、これらの異なる特徴を持っています。  

また、松脂も大きな影響を及ぼします。(松脂については、別項にて改めて説明する予定です。) 

当店では、総合的に考慮して毛替をやらせていただきます。 


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私は、弓の調整・修理・毛替において、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデン、アメリカ、日本などで30年の実績があります。さらにこの10年間は、弓の製作にも力を入れてきました。これまで実際に製作した弓は計150本にのぼります。 

C.Danielの刻印のある弓は全てフランス伝統“Voirin”スタイルであり、現在、世界の弓メーカーからも一流と評価されています。多くはプロのバイオリニストや音大生に愛用されています。    

当店での毛替で大幅によくなることは確実です。このことは、私の長い経験と大勢のお客様の反応が証明しています。 

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Danielは元バイオリン・ソリスト。大学でバイオリンの演奏を専門に勉強しました。大学院ではバイオリンの音響を専門に研究していました。Well-known  master  violinmaker  and  bow  maker、一生バイオリンしかわからない人ですから。    

どうしようかなぁ、ちょっと試してみようかなぁ…という気持ちでしたら、一度試してみて下さい。 


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仕入れ値はもちろん毛によってさまざまですが、前述のとおり、お客様一人一人によって最適な毛は異なります。高い毛だからといって最高の結果が得られるわけではありません。 

こういった理由から、当店の毛替えは一律の代金にて提供させていただいております。    

 *バイオリン弓   6,000円/本 
 *ビオラ弓        6,500円/本 
 *チェロ弓        7,000円/本 


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弓も定期的に調整が必要ですか?  

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弓(スティック)も定期調整が必要です。弓はもともと一本のまっすぐな木から出来ています。弓メーカーは弓のスティックに熱を加えながら曲げることで反りを作ります。木には  時間が経てばある程度元に戻る習性があります。また、長期間に渡って弾くことで個々の奏者独自の癖からスティックに部分的な歪みが生じ、弓全体のバランス  が崩れます。そういう状態をずっと続けると、弾きにくくなるだけではなく、弓の健康状態のみならずその寿命にも影響が出ます。  

他にも、親指があたる部分の木が削れたり、手の汗で腐食したり、弦がよく当たるスティックの中央部に傷ができたりということは、程度の幅はあるものの、どの弓にも起こります。フロッグの内部にある金属部(銀製)の脱落はよくある事ですし、ねじが回りにくくなることも多々あります。いずれも早めの検査・調整が、結局は不必要な出費を抑えることにつながります。  

一番理想的かつ合理的なことは、毛替えのたびに弓の健康状態を見てもらい、注意点を教えてもらうと共に、然るべき処置を施してもらうことです。  

Of  course,  YOU  decide.  It’s  your  bow. 

 *弓(スティック)調整:2千~2万円/本 


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音大に通っていますが、毛替えについて質問があります。  

 毛替えはどのくらいの周期でやったらいいですか?(季節も影響しますか?)  
 それと、本番に一番いい状態でいたいのですが、本番前はどのタイミングで毛替えをするといいですか?  

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毛替えの頻度は、大きく分けて3ヶ月毎と半年毎です。  
3ヶ月ごとに毛替えが必要な演奏者は、音大生、オケメンバー、熱心なアマチュアバイオリニスト、もしくはナイロン絃をつかう方は3ヶ月毎に毛替えが必要です。  
一方、半年毎の毛替えは、一般のアマチュア、室内音楽演奏中心、または教えている方向きです。  
どちらにも該当されない方も、最低でも一年に一回の毛替えを推奨します。  
その理由としては、松脂で毛は老化しますし、日本の四季は温度湿度の変化がはっきりしているので、毛の長さに影響し負担を与えています。  

Qなぜ定期的な毛替えが必要か?  
毛替えの必要性については、一番良い例は車のタイヤです。皆さんご存知のように、タイヤの表面使っていくうちに磨耗して凸凹がなくなっていきます。つるつるのタイヤは操縦し難いだけでなくブレーキの効きも悪く、想像するだけでも大変危険です。大きな事故に発展しかねません。弓の毛にも同じ事が起こります。  

え?バイオリンじゃ命の危険性はない・・って?  

正直なところ私は本気で危険性があると思っています。  

Vnを弾く時、身体は無意識に調整しています。弓がつるつるだと引っ掛かりが悪くなります。するとしっかり弾くためにより圧をかけようと無意識に上腕部を高く上げてしまい、筋肉は緊張します。身体はつながってるから一部の緊張は身体全体の緊張につながります。オケのメンバーともなると何時間もこの状態で弾かなければいけない事になります。すると首、肩、背中、そして腕、指と無理がかかっていきます。10年以上の経験のプロにこの仕事病の症状が多いのも周知の事実です。症状が軽い内は、朝起きた時に肩や首が痛いぐらいですが、症状が重くなると身体の不調が数日間続いたり、更には演奏が出来なくなる事もあります。原因は古い毛の継続使用にあると私は確信しています。  
考えてみてください。6000円の毛替えと一回6000円のマッサージ。どちらがいいでしょうか?  

話は戻りますが、定期的な毛替えのタイミングは、単に時間ではなく状態によります。  
再びタイヤの例を引っ張り出せば、タイヤの質、走行距離、路面状態、運転具合によりタイヤの寿命は変わってきます。使わなくとも時間の経過と共に材質は劣化しヒビがはいります。  

弓の毛の寿命も、その質、絃の種類、演奏の仕方や弾く曲、演奏時間によって変わってきます。1つの目安として一例を挙げますと、標準的な質の毛でナイロン弦、オケ使用の場合、まず毛替え後1週間でベスト状態となりますが、その状態は2ヶ月続き、その後劣化の一途をたどります。毛替えしてからつるつるになるまでにはおよそ200時間つまり約3ヶ月です。  

つるつるの毛にいくら松脂をつけてもくっつきません。毛の山がなくなってるから引っ掛からないです。それが毛替えが必要な時期です。  

あくまで目安ですが、自分の経験からしても、3ヶ月毎の毛替えは、音大生、オケメンバー、熱心なアマチュアバイオリニスト、もしくはナイロン絃をつかう方で、6ヵ月毎の毛替えは、一般のアマチュア、室内音楽演奏中心、または教えている方向けです。上記のどちらにも当てはまらなくとも、最低1年毎の交換を強くお勧めします。